家を楽しむ おいしい生活タイトル4
Lifeyard09_11

 秋も深まり、食べ物が特に美味しい季節になってきました。秋刀魚も脂がのりはじめ、さつまいもや松茸、むかご、冬瓜……日本に生きていること、自然の恵みを思いっきり楽しみましょう。
 さて、お米も新米が出てきています。炊きたての新米はやはり特別な感じがします。今回はさらにそれを心豊かに楽しむためのご提案です。ずばり、「土鍋で楽しむ美味しいごはんライフ」!

一度味わうとやみつきになる、土鍋で炊くごはん。

土鍋でごはんを炊いてみよう

 土鍋というと皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか。スイッチ一つで炊けない土鍋。炊飯器に慣れてしまうと、水加減が難しいんじゃないかな、とか「初めちょろちょろ、なかぱっぱ……」と火加減が難しいんじゃないかとか、いろいろだと思います。

 しかし、実はごはんを土鍋で炊くのはとてもカンタンで、誰にでも使えます。そして使ってみるといろんないいことがあることがわかってきます。

1.土鍋の佇まいがいい
 火を使ってごはんを炊くことの雰囲気の良さ、なんと言うか精神的な満足感は炊飯器では得られないんですよね。炊き終わったら土鍋ごとそのまま食卓にもっていき、目の前でごはんをよそう――なんだかとても贅沢をしているような気にさせてくれます。シンプル・イズ・ザ・ベストとはこのことかもしれません。

2.時間や手間が意外とかからない
 火にかけている時間はわずか15分ほど(3合炊く場合)。火加減の調整も必要ないので、キッチンタイマーかなにかで時間を測るだけでOK。

3.土鍋自体が安い
 モノにもよりますが、安いものは3,000円くらいから手に入ります。今回使用したのは、萬古焼(ばんこやき)のこの土鍋

4.電気が要らない
 当たり前ですが、電源がいりません。熱源は通常はガスコンロでしょうが、たき火でもOK。アウトドアでも活躍します。災害時にも役立つかも。

5.機能低下や故障なし
 きわめてシンプルなつくりなので、故障しようがありません。(割れたらダメですが)

6.エコ
 炊飯器と比べてそれを製造するのに使う資源の量が圧倒的に低いと思われます。そして電気も要りません。

7.……そして美味しい。
 一回食べたら、炊飯器にはもう戻れませんよ(笑)

一方で、できないこともあります。
・タイマー予約
・保温
・その他複雑な機能
そういったことが必要ないよ~という方には、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

ベーシックなごはんの炊き方

 では、まず基本となる白米を炊いてみましょう。お米を研ぐのと水加減は炊飯器と一緒です。上でも言いましたが、土鍋が優れているのは、火加減をほとんど調節しなくてよいところ。その理由は、土鍋はあたたまりにくく冷めにくい性質をもっているからです。

 金属だと、火にかけたらすぐ熱が伝わっていきますが、土鍋はそれに比べるとゆるやかにあたたまります。そしてその熱を蓄えます。ですから火が強すぎて焦げるということが少なく(土鍋の材質にもよりますが)、一度あたたまったらその豊富な余熱で放っておいたらできあがりです。

お米を研いだら、お米の1.1~1.2倍の水(米1合180ccに200~220ccの水)に20分ほど水に浸します。
水加減で炊きあがりの固さが変わってきますので、そこはお好みの水量を見つけてください。

火にかけます。火力は強めの中火くらい。はじめちょろちょろ……の火加減はいりません。
土鍋のメーカーによると、この丸みが中の対流をスムーズにしているとのこと。

湯気が激しく出はじめるか吹いたら(3合の場合15分程度)、2分後に火を止めます。
おこげをつくりたいときはプラス1~2分火にかけます。少しパチパチと聞こえます。

10分程度余熱で蒸らしたらできあがりです。いちどごはんを返して、余分な水蒸気を飛ばしておいてあげるとなお良し。
このときごはんの粒をこわさないようにしましょう。

つやつやしてます。土鍋ごはんの第一印象は、ごはんの粒がしっかりしていて、甘さが強い感じがしました。

ここは梅干しと海苔でいただきましょう。

炊きたてごはんが美味しい……日本人だなあ~。

 次は炊き込みごはんにチャレンジしてみましょう!

次頁>>炊き込みごはんにも挑戦!

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