家を楽しむ グリーンライフ2
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今回から新たに始まった新連載「緑とともに暮らす癒しのグリーンライフ」。
豊かな毎日を過ごすために、緑の存在は無くてはならないものですよね。このコーナーでは、おうちで過ごす時間を中心に、日常生活の中で緑と触れ合い、楽しむためのヒントをご紹介していきます。植物に関するイラストやランドスケープのお仕事をしている私、馬場紗智子がお送りします。これからどうぞよろしくお願いします。

さて、記念すべき最初のテーマは『多肉植物』です!
個性豊かな形がなんとも可愛らしいですよね。比較的育てやすい植物ということもあって、近年とても人気があります。
しかし、簡単に育てられるはずなのに枯れてしまった、根腐れをおこしてしまった、、、といった声をよく聞きます。今回はそんなお悩みを解決するために、多肉植物の種類と育て方についてご紹介していきたいと思います。大丈夫です、植物を育てる上で失敗はよくあること。焦らずに時間をかけて多肉植物と親しくなっていきましょう!

多肉植物にはどんな種類があるの?

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まず初めに多肉植物の特性を知りましょう。多肉植物の葉や茎は、ぷっくりしていますよね。それは、葉や茎にたっぷり水と養分を蓄えているからです。なぜかというと、多肉植物の原産地はアフリカ南部、アメリカ、インド洋の島々など世界各地の広い地域にわたっています。その共通点は、乾燥地域で日当りが良く水はけの良い土壌。そう、多肉植物は乾燥にとても強いのです。でも乾燥に強いからといって水を控えめにしたら、シワシワになってしまったり、枯れてしまったり、、、。では一体、どのくらい水やりをすれば良いのだろうか、、、と思いませんか??

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乾燥に強い・・けど放ったらかしでもダメ。取り扱いのコツとは!?

実は多肉植物には『春秋型』『夏型』『冬型』があります。それぞれの生育型によって、日照条件、水やり頻度などが異なるのです。ご存知でしたか??ですから多肉植物を購入した際には、まずどの生育型にあてはまるかを把握しましょう!

では次に、具体的に多肉植物の写真を見ながら、どの生育型にあてはまるかを見ていきます。

春秋型の多肉植物

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シマウマのような模様がかっこいい、ハオルシア属『霜降り十二の巻』です。ハオルシア属は春秋型です。

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葉に微毛がありぷくぷく可愛らしい、クラッスラ属『ロゲルシー』です。クラッスラ属も春秋型です。

夏型の多肉植物

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ウサギの耳のようにふわふわの、カランコエ属『福兎耳(ふくとじ)』です。カランコエ属は夏型です。

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パキフィツム属『月下美人』です。多肉植物は、お洒落な名前が多いですね!パキフィツム属も夏型です。

冬型の多肉植物

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アエオニウム属『黒法師』です。黒っぽい濃い色の葉が個性的、でアクセントになります!アエオニウム属は冬型です。

ご覧いただけましたでしょうか??それぞれ雰囲気が違いますよね。

 

生育型別の季節ごとの育て方

【春秋型】夏と冬に休眠
春:日当り、風通しのよい場所。水やりは週1回。
夏:日陰、風通しのよい場所。水をきって休眠。
秋:日当のよい場所。水やりは1~2週に1回。
冬:寒さに弱いものは室内。屋外は風の当たらない場所。水やりは月1回。
※ハオルチア属は、通年明るい半日陰で育てます。夏は月1回、霧吹きで湿らせる程度水やり。

【夏型】冬に休眠
春:日当り、風通しのよい場所。水やりは週1回。
夏:日当り、風通しのよい場所。強い陽射しと雨を避けます。
水はしっかり、晴れが続く時は3日に1回。暑さに弱いものは週1回。
秋:日当のよい場所。水やりは2週に1回。
冬:寒さに弱いものは室内。屋外は風の当たらない場所。水やりは月1回ごく少なめに。

【冬型】夏に休眠
春:日当りのよい場所。水やりは週1回。
夏:日陰、雨のあたらない場所。水をきって休眠。小さい株などは月1回霧吹き程度。
※アエオニウム属は、月1回、霧吹きで湿らせる程度水やり。
※リトープス属、コノフィツム属は、完全に水を切って休眠。
秋:日当のよい場所。水やりは週1回。
冬:室内。水やりは1~3週に1回。
いかがでしたでしょうか? 季節によって水やりの頻度が全然違うと思いませんか?? 多肉植物はそれぞれの性質に合った時期に成長し、それ以外の時期は成長を止めています。水やりは主に成長をしている時期に行います。その際は、基本的に土が完全に乾いてから水をあげてください。また、葉や茎がシワシワになってきた時も水やりのサインです。それでも、暑さや蒸れなどから根腐れを起してしまうことがありますので、「根腐れを防ぐ4つのポイント」もお伝えしておきます。

【根腐れを防ぐ4つのポイント】
1. 水をやりすぎないこと
2. 水はけの良い土に植えること(多肉植物用の土がおすすめ)
3. 受け皿に残った水は捨てること
4. 成長したらこまめに大きめの鉢に植え替えること

覚えられない??なんて声が聞こえてきそうですが、あまり難しく考える必要はありません。
最初は種類を増やさずに、同じ生育型の品種に絞って育てるのも良いかもしれませんね。例えば、寄せ植えにする際も、夏型と冬型を別にするなど、生育型をある程度揃えて植えると水やりが楽になりますよ。
特に夏型は丈夫で育てやすく、初心者の方におすすめです。園芸店でも夏型は多く並んでいるので、手に入りやすいです。ぜひ挑戦してみてくださいね!

次のページでは、多肉植物をさらにおしゃれに楽しむちょっとした工夫をご紹介します!

次頁>>ちょっとした小物と合わせるとさらにおしゃれに

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