家を建てる コトバ辞典タイトル
コトバ辞典3

マイホームを検討し始めるとすぐ耳にするであろう言葉に、「建ぺい率」「容積率」があります。
もしかしたら家づくりを考え始める前から耳にして知っているという人も多いかもしれません。
「家づくりコトバ辞典」第1回は、この2つのコトバを取り上げたいと思います!

「建ぺい率」とは?

建蔽(ぺい)率とは、「敷地面積に対する、建築面積の割合」のことです。
といっても、これだけではちょっと分かりませんよね?まず、敷地面積は、「家を建てようとする or 家が建っている土地の面積」のこと。これはよいでしょう。次に、建築面積は、「建物を上から見たときに、建物が覆っている土地の面積」のことです。(※例外については後述。) 建築面積は「建坪(たてつぼ)」という言われ方をすることもあります。

具体例で見てみましょう。
右のAの家の場合、敷地面積が50坪。建築面積は30坪。
よって建ぺい率は(30/50)×100=60%です。
これは1階と2階が同じ面積のケースです。
これは分かりやすい例ですね。
A

次にBの家の場合、2階の一部が出っ張っていますね。
2階の面積が30坪。1階の面積は20坪しかありません。
でも、建築面積の基準は「建物を上から見たとき」なので、
上から見れば2階の30坪が地面を覆っているように見えますから、
建築面積は30坪、建ぺい率60%で、Aと同じです。
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ではCの家の場合はどうでしょうか。
上から見たら、庇(ひさし)が地面を覆っているので、
建築面積は「1階の面積+庇の面積」でしょうか?
実は建築面積のルールで、出っ張っている部分が「1m以内」
であれば建築面積に不算入
となります。逆に1mを超えて
出っ張っている場合は、その超えている部分だけが建築面積に
加算されます。(1m20cmの場合は20cm)
庇だけでなく、バルコニーなども同じ扱いになります。

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最後にDの場合はどうでしょうか。
半地下の階があり、そこが1階より面積が大きいですね。
この場合は半地下階の床面積が建築面積になるでしょうか?
実はこれもルールがあり、地盤面より出ている部分の高さが
1m以下であれば、その部分は建築面積に加算されません

Dの家のように地上に出ている部分が1m以下であれば、
建築面積になるのは1階の面積(30坪)ということになります。

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さまざまな条件によって建ぺい率は変わる

建ぺい率は、その土地が何の用途地域(よく聞く「第一種住居地域」などのことです)に指定されているかによって、30%〜80%まで上限が決められています。
ですが、「防火地域に指定された区域内で、耐火建築物を建てる場合」や、
「一定の条件を満たした角地に建てる場合」などは、建ぺい率が緩和されることがあります。
また、異なる建ぺい率の上限が指定されている2つの区域にまたがるように建物を建てる場合は、その数値を平均して上限を決めるといったルールもあります(平均の仕方にもルールがあります)。
実際に家を建てる場合は、もちろん住宅工務店や建築家が詳しく調べ、教えてくれます。

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※本記事では説明を分かりやすくするために厳密な定義を省略している部分があります。
家づくりの際は必ず担当する工務店や建築家の説明を第一にお考え下さい。

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